それでははたして「信用バブル」とはなんだったのか?これは「お金を借りて、それを元手に金儲けをしよう」という「文化」が行き過ぎた結果、と考えればよいと思います。要するに「レバレッジ」の大衆化です。この文化はまず「投資銀行」というビジネスが先鞭をつけ、「ヘッジ・ファンド」の大衆化、英語で”Buy to Let”という「投資目的の不動産購入」の大衆化、さらに日本における「FX(為替証拠金取引)」のような「レバレッジをかけた投資」の大衆化・・・このような、本来かなりリスクのある投資を、「普通の人が普通にやる」ようになったことが「信用バブル」です。これは「普通の人の危険なビジネスに金融機関がお金を貸すようになった」ということでもあります。 この文化の行き過ぎが行くところまで行った結果が、今年の金融市場の大混乱です。「リーマン」はこの大衆化の過程でお金をどんどん出していった金融機関のひとつでしかありませんし、サブ・プライムは「普通の人が不動産投資をやるような時代には、貧しい人でも高金利で家が買えるようにするのが良い」という文化の生み出した商品のひとつに過ぎません。