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円安で注目される外国債、
購入のポイントは?
日本の国債のように、外国にも外国債というものがあります。元本も保証され、比較的金利も高く魅力的ですが、大きな落とし穴も・・・。今日は外国債を購入する場合の注意点をご紹介しましょう。
最近また外貨が注目を集めているようで、冬のボーナスを外貨に投資された方も多いのではないでしょうか?しかし、外貨は金利が高い反面、リスクも多いと言われています。そこで今日は外貨建ての投資の中でも比較的身近に感じられる外国債についてご紹介しようと思います。
外国債ってどんなもの?
最近の円安の影響を受け、外国債への注目が高まっているようです。外国債とはどのような商品なのでしょうか。
まず、外国債とは円貨建外債と外貨建外債の総称であり、日本の企業などが海外で発行する債券も外国債と呼ばれます。発行元により分類され、外国国債、外国地方債、外国政府機関債、外国社債、国際機関債などがあります。
しかし、一般に外国債とは外貨建債券を意味することが多く、米ドル・豪ドル・ユーロ・英ポンド等、各国の通貨で発行されている債券のことを言う場合が多いようです(外国の発行体が発行する債券も外国債と呼ばれることがあり、例えば円建てで発行されても外国債(通称「サムライ債」)と呼ばれます)。
では外貨建債券の特徴を見てみましょう。
金利はどうなってる?
高い金利、これが外貨建ての一番の魅力ですが、円建て債券同様、外国債にも利息がつきます。利率は通貨によって大きく異なりますが、当然円建て債券は日本の金利水準であり、米ドルであればアメリカの金利水準が適用されます。日本はご承知の通り、長く超低金利時代が続いたこと等により、2006年12月の10年国債の利回りが1.634%であるのに対し、米国の10年国債利回りは同時期で4.54%と、その金利水準はずいぶんと異なります。このような金利水準の差が外国債の人気のひとつの要因であることは間違いないでしょう。
為替差益って?
また、債券から得られる収益には利息と売却による利益がありますが、外国債の場合為替差益も忘れてはいけません。例えば、1$=100円でドルを買い、1$=120円で売却すれば、100万円が120万円になりますが、1$=80円になれば、為替差益どころか為替差損を抱えることになります。
このように、為替動向によっては高金利を享受しながら短期間で大きな利益を得られるチャンスがある一方、為替動向によるデメリットも考慮する必要があるのが外貨建て商品の特徴ですが、基本的には債券ですから償還時には額面が戻ってきます。しかしあくまでも外貨ベースの話であり、円換算してみると為替によっては元本割れの可能性もあるなど、そのリスクには十分な注意が必要になります。
外国債を購入するには?
次に外国債の購入についてですが、まずは日本国内で購入できるところは銀行・証券会社です。
外国債の場合、既発債と呼ばれる、既に市場で取引されている発行済みの外国債を証券会社・銀行経由で購入するのが一般的です(新発債はキャンセル待ちの場合が多い)。また、途中解約等に関してはペナルティ等がある場合も多いので、事前に条件をよく確認してください。もちろん海外であれば、外国の金融機関で購入する事も可能です。
上記のほか、外国金融機関で購入する場合は、利子・利回りに対しての課税条件を確認してください。日本において国債を購入した場合には、利子に対して25%の源泉分離課税が課されますが、外国金融機関を通した取引の場合は、その地域の法令により非居住者に対しては非課税の場合や逆に課税率が高い場合もあります。
外国債を購入する時はここをチェック
さて、元本が戻ってくると言っても、ロシア(旧ソ連)やフォークランド諸島を巡り英国と戦争を起こしたアルゼンチンがデフォルトを起こしたことはまだ記憶に新しいのではないでしょうか。アジア通貨危機の煽りから、韓国がデフォルトを起こし、IMF管理国になったのもそれほど昔のことではないと思います。以上から判るとおり、国家も倒産するのです。発行体の格付けなどもしっかり確認しましょう。
外国債購入のポイントとしては、デフォルトの前科が無いこと、成長が安定していること、為替レートが比較的安定していることなどが挙げられるでしょう。
何はともあれ、まずは外貨の話題にアンテナを張って常に気にしておくことが一番です。証券会社のHPなどで外債購入をシミュレーションすることもできます。また期間等もしっかりチェックし、長期にわたる場合には常に最新の情報を取り込み、場合によっては投資計画の軌道修正をする必要があることも忘れないでください。
葉山 翠